場所:群馬県伊勢崎市曲輪町
アクセス:伊勢崎駅から徒歩約10分
【説明】
大正5年(1916)、薬種商の小林桂助の寄付によって伊勢崎市街(伊勢崎城跡)に建てられた時報鐘楼。鉄筋コンクリート造りのレンガ張りで、高さは約14.6メートル。外観は淩雲閣をイメージしているようで、窓やドーム屋根はルネサンス風。
時報としての役割は昭和12年に終え、戦中には金属供出で鐘楼を失い、空襲で塔屋が焼け落ちる被害も受けた。現在も、空襲によってできたレンガの焼け跡が残っている。平成2年、市制50周年を記念して塔屋などを含め、建設当時の姿に復元された。
【訪問記】
2024年夏、伊勢崎駅から徒歩で訪問。鐘楼は小学校前の広場にあり、自由見学可能。遠くからも見える訳ではないが、場所自体は分かりやすい。
実際に見てみると意外と小さいものの、曲線を描いた外観は優美。内部見学は特別開扉日のみ可能だが、塔屋には階段ではなく梯子で昇る必要があり危険なため、1階のみの見学となるようだ。
【余談】
鐘楼のある広場の辺りは、かつて伊勢崎城(伊勢崎陣屋)が置かれていた。現在遺構は無いが、平成30年の区画整理事業時に外堀が発掘されたようだ。案内板が設置されている。
名所評価
面白さ:★★★
再訪度:★★
・開扉日に行ってみたいが、それでも塔屋に登れないのは残念だ。
快適さ:-
アクセス:★★★
・駅からのアクセスは良好。しかし、東京から伊勢崎は最短でも2時間はかかる。
周辺スポット:★★★
・伊勢崎明治館など、古い建物も付近に残る。
個人的満足度:★★★
外観
近接写真
付近の風景