旧高萩郵便局

【説明】

同地の旧家・犬竹家によって明治12年（1879）に設置された旧高萩郵便局の建物。

旧高萩郵便局は、昭和33年に日高郵便局と改称し、同42年にこの地から移転した。

【訪問記】

2024年夏訪問。

特に内部に入れる訳でもないが、郵便制度草創期から残る建物は歴史を感じさせる。現代人の目から見ればか小さく可愛いらしいこの建物も、当時の人には非常に立派なものに見えたのだろう。

かつて、郵便局の運営は地域の名家によって担われることが多かったのは知られているとおりで、この郵便局を運営した犬竹家もこの地の名家である。伊豆井秀一氏のブログ➡リンク によると、郵便局舎に隣接する犬竹家邸の母屋は明治7年築、土蔵造りの二階には山岡鉄舟も宿泊したというのだからすごいものだ。

現代では平凡に見える、犬竹家・郵便局前の日光脇往還も、往時は活気があったのであろう。

【余談】

日高と言えば、熱烈流加食堂・日高屋を連想される方が多いだろう。しかし、その名は創業者の出身地が日高であることが由来。創業地は大宮であるという。

一応、高萩郵便局の近くに「日高屋日高高萩店」はあるが、ごく平凡な雰囲気。しかし、客層や空間などは関東郊外の典型的なそれであり、何とも言えない味わいがある。

名所評価

面白さ：★★

・内部を見学できるわけではない。

再訪度：★

・内部見学会などがあれば行ってみたい。

快適さ：ー

・どう評価すればいいのだろうか…

アクセス：★★★

・埼玉の玄関口である池袋からも一時間はかかる。

周辺スポット：★

・「日高屋日高高萩店」と、土地区画整理事業が進行中の県立日高高校周辺が見どころ？

個人的満足度：★★★