場所:埼玉県さいたま市中央区新都心
入館可能時間:8:00~21:00? 土日祝日休館
入館料:無料
アクセス:さいたま新都心駅徒歩3分
【解説】
平成12年(2000)に竣工した、さいたま新都心合同庁舎。1号館は地上31階、高さ153mで、関東財務局や関東甲信越国税局など様々な行政機関の関東事務局が置かれている。最上階には、かつては展望喫茶室が置かれていたようだが、コロナ禍で閉店。そのまま空きテナントとなっている。
【訪問記】
2024年夏訪問。造幣局を訪れた帰りにたまたま知って訪問したが、ネットでは情報が少なく、公式HPがある訳でもなしでやや緊張しながら訪問した。
さいたま新都心駅改札を出て、階段を下りずに歩行者デッキを進み、庁舎2階のエントランスホールから入館。受付で用紙に名前を記入し、入館目的は「31階」にチェックをする(公式に展望台扱いではない!)。ネット情報では職業を書かされるとあったが、私の訪問時は空欄でよいと伝えられた。安全ピンで入館証を身に着けて入館。
31階は、空調がきいていなくて蒸し暑く、電気もついておらず機械音だけが響く。西側部分には展望回廊のような場所が設置されているが、暑さ対策のためかほとんどブラインドカーテンが閉じられ、1か所だけ景色がみられるようになっている。窓は全面ではないし、柱も多く開放感はない。その他、北、東にも小窓があって少しだけ景色がみられる。一見、南側に窓は無いが、トイレ内に小さく開いていた。また、フロア全体に椅子はない。
このように、およそ展望台とは言い難い環境である。展望喫茶室閉店後は、申し訳程度に開放しているだけなのだろう。とはいえ、他に人が来る気配もないので景色の独り占めは可能。退館時、入館証を警備員の方に返却すると、「景色はどうでした?」「また来てくださいね」と非常にやさしく声をかけてもらった。
【余談】
行きも帰りも職員(国税局?)の方と2人きりでエレベーターに乗った。気まずかった。
名所評価(★は5が最高)
面白さ:★★
・行政機関にラフな格好で入るのは少し楽しい。
再訪度:★★
・警備員の方に「また来てくださいね」と言っていただいたので、個人的には必ず再訪したい。
快適さ:★
・夏は非常に暑い。
アクセス:★★★★★
・さいたま新都心駅にほぼ直結。ただ、高崎線や宇都宮線は新都心に停車しない。
周辺スポット:★★★★
・徒歩15分ほどで着く造幣局では、予約せず工場見学できる。大宮にも1駅で行くことができ、歩いても30分程度である。
個人的満足度:★★★★
・お役所的な管理のされ方なども含めて、個人的には楽しかった。話のタネにもなるので、さいたま周辺の方は平日に一度行ってみても良いと思う。現状は過渡期の対応で、近いうちに改装されるかもしれない。
右のビルが合同庁舎1号館。左は2号館。
西側の展望回廊?
喫茶室(現在閉館)入口
北側眺望。氷川神社の参道が見える。
西側眺望
南側眺望。都心のビル群も見えるが、かなり見にくい。
東側の小窓
東側眺望
「喫茶室」の表記が残る