場所:千葉県佐倉市鏑木町(佐倉厚生病院隣接)
開館時間:9:30~16:30 月曜日休館
入館料:350円(学生170円)
アクセス:JR佐倉駅・京成佐倉駅から徒歩20分。両駅からバスで「旧堀田邸入口」下車、徒歩3分。
【解説】
明治23年(1890)に、堀田正倫によって建てられた邸宅。正倫は佐倉藩最後の藩主であった。廃藩置県後、正倫は他の多くの大名と同様に東京で暮らしたが、後に佐倉城からも近いこの場所に屋敷を建てて移り住んだ。当時は、広い敷地内に農業試験場があったという。
【訪問記】
2024年夏の平日、JR佐倉駅より徒歩で訪問。入口がわかりづらく少し苦労したが、佐倉厚生病院の入口に向かえばわかりやすい。
訪問者は私の他一組だけで、ゆっくり楽しめた。屋敷のうちかなりの部分が現存しているが、二階部分や土蔵など一部は立ち入りできない。見どころは何か所もあるが、特に座敷棟は美しい。
【余談】
佐倉順天堂記念館や、武家屋敷などとの共通券を買うとお得だが、私は失敗して別々に買ってしまった。管理人の方はやさしく、順天堂記念館への道を丁寧に教えてくださった。
名所評価(★は5が最高)
面白さ:★★★★
・関東近郊で、華族の邸宅をここまで見学できるのはなかなかない。
再訪度:★★★
・庭もあり、季節ごとに違う表情を見ることができるようだ。特別公開も年6回行われている。➡リンク
快適さ:★★★
・庭園も屋敷内も手入れされ、縁側や畳の上でゆっくりできる。不可抗力だが、訪問時にハチが出没していたのが残念。
アクセス:★★★
・駅から徒歩20分程度だが、この一帯は起伏が多く、歩くと疲れた。
周辺スポット:★★★★
・佐倉城やその城下町、国立歴史民俗博物館などは、少し歩くが回れる範囲にある。一日がかりで佐倉市内を観光したい。
個人的満足度:★★★★
・華族の大邸宅をほぼ独り占めし、ぜいたくな時間を過ごせた。