場所:埼玉県熊谷市八林
開館時間:10:00~16:00 月・木曜日、祝日の翌日は休館
入館料:300円
アクセス:熊谷駅からバス「ひまわり号」で「長島記念館前」下車すぐ(本数やや少なめ)、吹上駅から徒歩約50分
【解説】
埼玉銀行で頭取を務め、埼玉財界で重要な位置を占めた長島恭助(1901~1992)の記念館。開館は平成5年(1993)。
施設は、この地域の豪農であった長島家の屋敷を利用している。記念館のメインは長島恭助が蒐集した美術品や刀剣を展示する土蔵であるが、庭園や母屋も公開されている。築300年以上の母屋では、読売巨人軍の熱烈なファンであった恭助が集めた野球選手のサインなども展示されている。
【訪問記】
2023年春の平日、東松山駅から徒歩で訪問。私の他に訪問者は数名いた。
土蔵内の展示室は小さいものの清潔で楽しめた。母屋は土間からの見学となる。ここに巨人軍の選手によるサインや、恭助が巨人愛を語った文章などが展示されており、唐突感も相まって面白かった。特に好きな選手は川上哲治だったようだ。
受付の方は非常に優しく、ひょうたんで作った置物を頂いた。かつて埼玉銀行で働いていた方々が、ここで管理などもしているようである。
【余談】
長島恭助と長嶋茂雄に血縁関係はない。「島」の字も異なる。
名所評価(★は5が最高)
面白さ:★★★
・小規模ではあるが、ホスピタリティ含めて楽しめる
再訪度:★★★★
・季節ごとに訪れてゆっくりしてみたい
快適さ:★★★★
・混雑する場所ではない。ゆっくりとできる。
アクセス:★★
・東京から熊谷駅も遠いが、そこからバスで40分程度。公共交通機関で行くにはやや不便である。
周辺スポット:★
・ポンポン山まで徒歩20分である。釣りもできる「中の渕」はほど近い。
個人的満足度:★★★★
・あたたかく出迎えていただき、周辺ののどかな風景も相まって楽しく訪問できた。
長島記念館遠景。長屋が長い。
記念館となっている蔵。内部は現代的に改装されている。
母屋
母屋内部
展示パネル
説明板
非公開の蔵(母屋裏手)